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「残菊物語」「大阪物語」 2006年 09月 02日
●残菊物語 ★★★★
【NHKBS】没後50年 溝口健二特集 明治初期の歌舞伎界を舞台に、名門尾上家の養子・菊之助(花柳章太郎)とその芸の精進を助ける女中・お徳(森赫子)の悲恋。これでもか!というほど長回しのシーンが徹底して使われていて圧巻! ●大阪物語 ★★★★★ 【NHKBS】溝口健二:原作 巨匠・溝口健二が撮影直後に他界したため吉村公三郎が意志を受継ぎ監督。脚本は長年、溝口と共にした依田義賢。音楽は「ゴジラ」でお馴染みの伊福部昭。「近江商人の歩いた後は草も生えない」と言われたドケチな近江商人の主人(中村鴈治郎)とその家族たちをコミカルに描いた人間喜劇の傑作。雷蔵はその主人に使える真面目な手代、勝新はドケチ女の放蕩息子で出演と豪華キャスト。 ※詳しい感想はそれぞれのリンクにあります。よろしければ御覧下さい。 ※テレビ放送を観そびれた方は是非 恵比須ガーデンシネマで開催中の溝口健二の映画上映会 へ。行ける方が羨ましい!
タイトル : 「大阪物語」:追記
音楽は伊福部昭だ。邦楽器を巧みに取り入れ、西鶴の浮世草子に彩を添えている。お座敷遊びシーンには本物の「太鼓持ち」のおじさんが出ていましたね。やけに色白の勝新太郎も見慣れなくて妙だけど、何度見ても可笑しいのが仁兵衛(中村鴈治郎)と油問屋のご隠居、三益愛子のどけち両雄の会話。さすがの間合いで爆笑させてもらった。市川雷蔵はいつも期待を裏切らない。芸の幅の広さを感じさせます。それにしても溝口健二が撮っていたらどんな映画になっていたのだろう、とそればかりが気になってしまった......more
タイトル : 残菊物語@新文芸坐
好きな女性のタイプはと聞かれた時「古風な人」と答える男のほとんどは、要するに差別主義者というか、自分の甲斐性いかんにかかわらず奉仕してほしいのだと思う。けなげに尽くす女性は誰だって好きだろう。 歌舞伎の名門の跡取り・菊之助と、その弟の乳母・お徳との悲恋の...more
タイトル : 「残菊物語」
原作は村松梢風、脚本は依田義賢。美術は水谷浩。 五代目・尾上菊五郎の養子である菊之助(花柳章太郎)は、弟の乳母お徳(森赫子)に、芸のつたなさを意見される。 はじめて、面と向かって、きちんとした批判を受けた菊之助...more
タイトル : 大阪物語
『大阪物語』(1957) 上映時間: 96分 製作国: 日本 ジャンル: 時代劇/ドラマ/コメディ 監督: 吉村公三郎 原作: 溝口健二/井原西鶴 脚本: 依田義賢 撮影: 杉山公平 美術: 水谷浩 音楽: 伊福部昭 出演: 市川雷蔵/香川京子/勝新太郎/小野道子/林成年/浪花千栄子/中村鴈治郎/三益愛子/中村玉緒/東野英治郎/山茶花究 ***********************************************......more
タイトル : 残菊物語(1939)
『残菊物語』(1939) 上映時間: 146 分 製作国: 日本 監督: 溝口健二 総監督: 白井信太郎 構成: 川口松太郎 原作: 村松梢風 脚色: 依田義賢 撮影: 三木滋人 藤洋三 美術監督: 水谷浩 衣裳: 奥村喜三郎 編集: 河東與志 音楽: 深井史郎 出演: 花柳章太郎、 森赫子 ほか ***********************************************......more こんにちは! 「大阪物語」の記事をTBさせていただきました。 面白かったですねえ~~ あっけにとられましたけど(笑) ぶーすかさんの記事の アップの素早さに敬服いたします。 私なんか連日溝口漬けで、アップアップ(笑)です。 >邦画ブラボーさん 三益愛子と中村鴈治郎のドケチ合戦が爆笑でしたねー!チャカポコチャカポコとした可笑しなBGMも良かったし。 <アップの素早さ 「大阪物語」は以前の放送でDVDに録画済みで数回観た後だったのです^^;)。「残菊物語」は今回がはじめてでしたが…。早くても私は面白い事は書けないので(何を観たか忘却しないためいに書いているという状態なので)、ブラボーさんの毎回面白いコメントを楽しみにしております!しかし、今回の溝口特集、嬉しいアップアップでした。今度は雷蔵特集ですねー! ●残菊物語・・・TB致しました。 昭和10年代の作品としても物語は古色蒼然ですが、ワンシーン・ワンカットが絶大な効果を発揮している場面が多いですね。私は長廻し絶賛派ではないですけど。 ●大阪物語・・・TB致しました。 「喜劇」とは感じなかったですね。主人公たちが無駄な節約をしているのに哀れに思えてきました。神の視点から眺めた人間喜劇(=悲劇)であることは間違いないです。 >オカピーさん TB&コメント有難うございます。 <残菊物語 <古色蒼然 今どき珍しい、耐える女の話ですからね…。映画に新劇の大物・花柳章太郎はちょっと不向きでは…とも思いました^^;)。森赫子の演技のダメダシが続いて、それに退屈した花柳章太郎が、セットの影でこっそり数分椅子に座ったまま寝ていたら「寝ていたでしょう。顔が浮腫んでます」と溝口監督に叱られ、その日の撮影は中止になったというエピドードがドキュメントで語られていて面白かったです。 <大阪物語 溝口自身が監督していたら、もっと悲劇的なテイストになっていたかも知れませんね。結構、笑える内容だったので雷蔵や勝新のキャラも生きていたように思います。 <残菊物語の花柳章太郎 いえいえ、彼なしに舞台版の「残菊物語」は生まれていなかったので、最初の映画化である溝口版に起用しないわけにはいかなかったでしょう。彼が産みの親なんですよ。 <古色蒼然 今の時点ではなくて、製作時点でもという意味です。当時斬新だったヒッチコック「白い恐怖」の精神分析も今となっては古色蒼然になっていますが、それを現在観てそう指摘するのは全く見当外れ。こちらは1939年としても全く古めかしく、少なくともうるさい批評家を満足させる物語ではなかったでしょう。但し、映画としては優れていました。 >オカピーさん <彼が産みの親 そうだったんですかー!でも顔がデカくてかなりおっさん顔の花柳章太郎はどうもスクリーン向けではないなぁと思います^^;)。長谷川一夫の方が良かったのでは…。 <古色蒼然 そういう意味だったんですね。「白い恐怖」はずいぶん昔、高崎の映画祭で観て以来なのでまた観たくなりました。 そうだったんです(笑)。 <高崎 おおっ! 私、高崎高校の出身でございます。 しかし、高崎で映画祭が始まった頃は東京か埼玉に住んでいたので、ぶーすかさんとすれ違ったことはなさそう。 事情があり、最近また群馬に戻りました。 >オカピーさん 高崎の御出身ですか!ああいう映画祭が毎年開催されるとはほんと羨ましいです。でも東京から高崎はちょっと遠くて1回しか行けませんでした。ヒッチコックの名画などがどっさりスクリーンで観れて良かったのですが交通費が…^^;)。 コメントTBありがとうございました。 まさしく圧巻ですね。 溝口作品を見ていると、 他監督の長回しが大概陳腐に思えてきました。 耽美的な世界を堪能できて素晴らしい作品でした。 >現象さん 御訪問、有難うございます。 溝口監督の没後50年であちらこちらで上映されているのがイイですねー。残念ながら私はそれに足を運ぶ事ができないですが…。初期の作品もいずれ機会をみつけて見たいと思います。 『大阪物語』やっと観ました。 香川京子が好きなので、個人的にはよかったですが、やはり溝口監督自身に撮ってもらいたかったですね。 『残菊物語』もついでにTBさせて頂きました。 こちらはだいぶ前に観ました。 溝口作品としては『祗園囃子』『山椒大夫』に次いで好きな作品です。 >にじばぶさん
TB有難うございます。『大阪物語』は溝口監督の監督作品ではないですが、原案が溝口監督だけあって、話も面白いのです好きです。近江商人のドケチぶりには爆笑しました。 <残菊物語 雷蔵とかを主演にして撮っていたらもっと良かったんじゃ…と、主演の花柳章太郎がちっともいい男に見えないのが不満ですが、あの長回しは圧巻ですね。 |
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