「ダ・ヴィンチ・コード」「天使と悪魔」に続き
ダン・ブラウンのデビュー作「パズル・パレス」を読む。
今度の舞台は最も謎に包まれた史上最強最大の諜報機関、NSA。
本来は犯罪組織やテロリスト集団からの情報収集を目的に組織されたが、一般市民の情報にも深く関与していて脅かしているといわれ、元スタッフ(これがエンセイ・タンカドという日本人!)が、 全通信を傍受できるNSAのスーパーコンピュータの存在を一般に公開しろと、ある暗号ソフトの配付で脅しをかけてくる…という話。
NSA(国家安全保障局)の通信傍受問題というと
「
エネミー・オブ・アメリカ」「
カンバセーション…盗聴…」にも出てくる組織。またその内容はTVドラマ「
24 TWENTY FOUR」のCTU(テロ対策ユニット)や、「
エイリアス」のSD-6とCIAの活動にも似た世界が展開していて面白い。そして美貌の主人公スーザン・フレッチャーとその恋人で一般人(大学教授というところがラングドンにダブル)のデイヴィッド・ベッカーのロマンスもあり、面白いサスペンス映画として映画化ができそうな内容。
「
パズル・パレス (上)」「
パズル・パレス (下)」
関連:「
デセプション・ポイント」