「ダ・ヴィンチ・コード」「天使と悪魔」「パズル・パレス」に続きダン・ブラウンの「デセプション・ポイント」を読む。
今度の舞台はNASA。 大統領付きのスタッフ・レイチェルは大統領から緊急に呼び出され、NASAの大発見を確かめてきて欲しいと要請され、遥か北極へ。NASAの大発見はやがて大統領選挙戦を大きく左右する要素になってくる。そしてレイチェルたち北極の研究スタッフが次々と殺されて…という話。NASA、ホワイトハウス、国家偵察局、どれが陰謀の主犯なのか?ミステリーの謎説きはもちろん、ロマンスもあり、面白いサスペンス映画としてダン・ブラウンならではの映画化ができそうな内容。「ダ・ヴィンチ・コード」と違って歴史系ではなくこちらは自然科学系。
NASAと地球外知的生命体探査というとジョディ・フォスター主演の「
コンタクト」を思い出す。
小説には
SETI(Search for Extra Terrestrial Intelligence:地球外知的生命体探査)もちらりと登場。この団体が配付している
SETI@homeは、自宅でパソコンがあれば参加できる手軽に地球外知的生命体探査に参加できる仕組み。スクリンセーバーをダウンロードしてそれを起動させ、そのスクリンセーバーが未解析のデータを地球外知的生命体がいないかチェックしてダンロードした分のデータをサーバーに送り返すという仕組み。データーを多く解析したマシンは参加者の内何位というランキングもあったりして楽しい。
「
デセプション・ポイント (上)」「
デセプション・ポイント (下)」