昨日、この映画の舞台になった
女島灯台がとうとう無人化され、日本の灯台守はいなくなってしまったというニュースが。木下恵介・監督の映画「喜びも悲しみも幾歳月」の主題曲
「おいら岬のー灯台守ーりはー♪」でお馴染みだった灯台守がいなくなったのはちょっと寂しい…。でも灯台守の方々、ご苦労様でした。
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喜びも悲しみも幾歳月 ★★★
【NHKBS】
木下恵介監督。佐田啓二の灯台守とその妻・高峰秀子の戦時中の混乱を含む波乱万丈の人生を描いた名作。
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新・喜びも悲しみも幾歳月 ★★★
【NHKBS】
木下恵介監督。加藤剛、大原麗子で灯台守の話を再び現代を舞台に描いたもの。戦争などがなく平和なぶん、今回は老人と孫の関わりなど家族の絆がより中心に描かれている。おじいちゃんを演じる植木等がイイ。
※詳しい感想はそれぞれのリンクにあります。よろしければ御覧下さい。
ニュースの記事
最後の有人灯台が自動化 女島、年内に無人施設に
女島灯台が無人化へ 12日に自動化完成式典 長崎
最後の職員滞在灯台となっていた長崎県五島市の女島(めしま)灯台が12日、ディーゼルエンジン発電から太陽電池に切り替えられて自動化され、無人化される。映画「喜びも悲しみも幾歳月」(木下恵介監督、1957年)の舞台としても知られる女島灯台の自動化で、全国3337基(4月1日現在)のすべてから灯台守が姿を消す。
女島は長崎県の五島列島最大の島である福江島から南西約80キロの東シナ海に浮かぶ無人島。男女群島の一角で、クロダイの磯釣りなどで知られる。全島が国の天然記念物に指定されている。
女島灯台はがけの上に建つ白亜のコンクリート製で高さ15メートル。27年12月に初点灯し、光は50キロ先まで届く。
長崎海上保安部航行援助センター五島事務所の21~55歳の職員8人が、4人1組となって約15日交代で勤務。主な業務は発電機の点検整備、レンズ清掃などだが、船着き場から灯台まで約1300メートルある上り坂の除草や建物の補修も重要な仕事だ。
同事務所調整官で、2005年4月から女島灯台に勤務する竹内英司さん(55)は「海の見えない熊本市内で育ち、木下監督の映画を見てあこがれた」のがきっかけで灯台守になった。「夜に機械が故障したのを直して火がともると、ほっとしてやりがいを感じる」。西日本を中心に、34年間で9基の灯台を担当した。
12日には、女島灯台で石川裕己海上保安庁長官らが出席して自動化完成式典が行われる。その後は、同事務所の職員が1カ月半に1度訪れて保守管理を行う予定。(FujiSankei Business i. on the webより)