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ルートヴィヒ ★★★★
【NHKBS】ルキノ・ヴィスコンティ監督特集。ドイツ3部作の一つ。1864年、18歳でバイエルンの国王となったルードウィヒ二世の数奇な生涯を退廃的で耽美に描いた歴史ロマン。壮大な城を数々と築き、虚構の世界だけに生きようと奇行に走ったハンサムな王をヘルムート・バーガーが演じている。ロミー・シュナイダー、シルヴァーナ・マンガーノ出演。トリアノン宮殿を模したリンダーホーフ城を廻り、ヴェルサイユ宮殿を模したヘレンキムゼー城の鏡の間で爆笑するエリザベートが印象的。ワーグナーの曲がとても美しい。
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白夜 ★★★★
【NHKBS】ルキノ・ヴィスコンティ監督特集。ドストエフスキー原作を幻想と現実を織りまぜたロマンスに描いた作品。制作費も膨大、製作日数も1年という大作「
夏の嵐」の次に撮った作品。低予算でスタジオセットでも名作は作れると謳った名作。マストロヤンニは軽薄な女たらしというキャラが似合うなぁ…。マルチェロ・マストロヤンニの他、「
居酒屋」「
縛り首の木」のマリア・シェル、「オルフェ」のジャン・マレー出演。不安をかき立てられるニーノ・ロータの曲がイイ。
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