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ハンネス、列車の旅 ★★★
【BS日テレ】ドイツのペーター・リヒテフェルト監督。鉄道マニアで時刻表コンテストに出場するため、フィンランドの小さな村イナリに旅をする男が、知らない内にある殺人事件に巻込まれ、刑事に追われるが…。フィンランドの巨匠アキ・カウリスマキ監督へのオマージュがいっぱいの、ほのぼのとした人情ドラマ。「浮き雲」でお馴染みのカティ・オウティネン、カリ・ヴァーナネンがちょいと夫婦役で出ているのも嬉しい。主演は「暗い日曜日」「ベアーズ・キス」のヨアヒム・クロール。
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モロ・ノ・ブラジル ★
【BS日テレ】アキ・カウリスマキの兄、「
GO!GO!L.A.」のミカ・カウリスマキ監督。ブラジル版「
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」とも言える、ブラジル音楽のルーツを探るドキュメンタリー。アフリカの宗教行事から生まれる音楽を発祥とし、それからサンバ、ボザ・ノヴァと洗練された音楽へと受継がれている様子が現在活躍するミュージシャンたちを通して描かれている。ブラジル音楽は結構好きなので期待したのだが、地味過ぎる演出と「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」ほどの強烈なキャラが登場しないので少々退屈。
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