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ヴェロニカ・ゲリン ★★★
【NHKBS】監督は「
オペラ座の怪人」「
9デイズ」のジョエル・シュマッカー。ケイト・ブランシェットが薬組織壊滅に尽力した女性ジャーナリストの実在の人物を「強い女」として演じている。ヴェロニカ・ゲリンが暗殺された報道は、当時リアルタイムのニュースで知ったが、ケイト・ブランシェットが本人そっくりで驚き。大味なイメージが強いジョエル・シュマッカーにしてはなかなか良い作品。「トータル・フィアーズ」のロシア大統領が印象的だったキアラン・ハインズが、ギリガンの手下ジョン・トレイナーを演ている。
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シャーロット・グレイ ★★★
【NHKBS】監督は「オスカーとルシンダ」のジリアン・アームストロング。共演の「
あの頃ペニー・レインと」のビリー・クラダップがシャーロットの面倒を見るレジスタンスの青年を、その父親を「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」のダンブルドア先生で御馴染みのマイケル・ガンボンが味わい深く演じている。また、シャーロットの恋人ピーターに「
サハラに舞う羽根」のルパート・ペンリー=ジョーンズ。レジスタンスに参加したイギリス女性の話で、ジェーン・フォンダとバネッサ・レッドグレーブの「
ジュリア」に似た設定。気高く美しい女を演じたケイト・ブランシェットは素晴らしいが、「ジュリア」には今一歩及ばず。
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