知るを楽しむ 私のこだわり人物伝
グレン・グールド鍵盤のエクスタシー 番組HP
カナダ出身の天才ピアニスト、グレン・グールド(1932-1982)を、宮澤淳一(青山学院大学准教授)氏が解説したNHK番組。全4回が終わってしまった。もう少し長く放送して欲しかったなぁ。でも内容は充実していて、私のようなグールド初心者にも分かりやすいものだった。ゲストの吉田秀和、坂本龍一、高橋悠治などのコメントが面白かった。教授はブラームスの「
間奏曲(インテルメッツォ)集」が特にお気に入りなんだそう。まだ聞いたことがないので、探してみたいと思う。グールドといえば、バッハの「
ゴールドベルク変奏曲」が有名だが、私もこのアルバムを聞いて、その独自の解釈による世界に衝撃を受けた。好きだったバッハがますます好きになった1枚。
●
グレン・グールドをめぐる32章 ★★★
【レンタルビデオ】「レッド・バイオリン」のフランソワ・ジラール監督。出演はコーム・フィオール、ユーディ・メニューイン。孤高のピアニスト、グレン・グールドの人生を、「ゴールドベルク変奏曲」の32の変奏曲になぞって描いた、サブドキュメント。「タイタス」「ヘイブン 安住の地を求めて」のコルム・フィオールがグールドを演じている。顔はあまりグールドに似てはいないが、歩き方や椅子の座り方など、しぐさはグールドのドキュメントで見た彼のしぐさにそっくり。ピアノ演奏はグールドのを使用。
●
グレン・グールド/27歳の記憶 ★★★
【NHKBS】ウルフ・ケニッグ監督。故グレン・グールドの若き日の姿を追ったドキュメンタリー。グレン・グールドのカナダの田舎で暮しや、ニューヨークでのレコーディングの様子が記録されている。鼻歌まじりでひくバッハは、ロマンティックで惹きつけられる。
●
グレン・グールド 永遠のピアニズム ★★★★
【NHKBS】ジョスリン・バルナベ監督。グレン・グールド、ウォルター・ホンバーガー、ユーディ・メニューイン出演。NHKBSで放送されたグールドのドキュメンタリー。グールドのドキュメント映画を総まとめしたような内容に、グールドの人生観にも迫ろうとした内容が面白い。
※詳しい感想はそれぞれのリンクにあります。よろしければ御覧下さい。